カボチャの馬車は、途中下車不可!?

カサついた唇から、「ははっ……」って小さな声が漏れた。
すべてが意味不明すぎて、どこで泣いて、どこで怒ったらいいのかわからない。

いっそ笑えてくる。

そうか。
誰かが、「ドッキリでした!」ってカメラ片手に出てくるんでしょ?
そうでしょ? ねえ?


——彼は危険な男よ。

——あなたみたいな平和ボケした国で育ったのほほんOLじゃ、手に負えないわよ。


彼女が言ってたのは、このことだったんだろうか。


ねえライアン、あなたのせいなの?
全部、あなたのせいなの?

あなたが関わってるの……?


◇◇◇◇

『本日は西武線をご利用いただき、ありがとうございました。終点、池袋です』

アナウンスに追い立てられるように重たい腰を上げた私は、足を引きずりながら、改札へ向かう人込みにまぎれた。
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