新妻独占 一途な御曹司の愛してるがとまらない
「おばあさんのこととか、大変じゃない?」
「いえ……。もちろん、おばあちゃんのことはいつも心配ですけど、でも、それは彼も一緒になって考えてくれているので、今は以前よりも気持ちは楽になりました」
「……へぇ」
不意に出たおばあちゃんの名前に一瞬胸が痛んだけれど、私は湊の顔を思い浮かべて笑ってみせた。
おばあちゃんには、明日の朝一番に会いに行く。
それで今日のことや仕事のことを、おばあちゃんにも報告しようと思っている。
「彼は私の祖母のことも、すごく大切にしてくれるので……。祖母も、彼のことをすごく素敵な人だと言っています」
きっとおばあちゃんは私の話を聞いて、「すごいわね」と、自分のことのように喜んでくれるに違いない。
そんなおばあちゃんの笑顔を見ると、もっと頑張ろうと心の底から思えるんだ。
「……その " 彼 " って、昼間、サツマが言ってたみたいな感じ?」
「え?」
「イイ奴なんだ。花宮の家族のことも考えてくれるなら、頼りになるな」