新妻独占 一途な御曹司の愛してるがとまらない
「ん……っ、みな、と……っ」
身体は僅かな隙間すら許さないとばかりに抱き締められて、彼の身体のラインに添うように弓なる。
裏通りとはいえ人通りがある場所なのに、何度も何度も角度を変えては重なる唇のせいで段々と息が上がっていった。
「……っ、はぁ。湊、ダメ、だよ」
それでも精一杯の理性を掻き集め、一瞬の隙をついて彼の胸を弱々しく押し返した。
お酒と湊の甘さのせいでクラクラする。
揺れる思考のまま背の高い彼を見上げれば、綺麗な瞳が真っ直ぐに私を見て小さく笑った。
「……そんな表情(かお)で、ダメって言われても説得力ないな」
「ひゃ……っ」
「むしろ、もっとしてほしいって言ってるように見えるけど」
「あ……っ」
次の瞬間、イタズラに動いた指先が私のうなじを撫で上げた。
そのまま耳にキスをされて、思わず彼の腕の中で身をよじれば逃さないとばかりに身体を近くの壁に押し付けられる。