新妻独占 一途な御曹司の愛してるがとまらない
真っ直ぐに彼が向かったのは、近くのパーキングだった。
そこにはスッカリ見慣れた彼の愛車が停めてあり、車に着くなり彼は慣れた手つきで助手席の扉を開けると私の背中を優しく押した。
「閉めるよ」
私が乗ったことを確認したあとで運転席へと回り込んだ湊は、そのまま車を発進させた。
そこから私たちの家までは、約十五分ほどの道のりだった。
その間、何を話したかはあまり覚えていない。
けれど、それはこのあと起こることを予見して、緊張していたからなのかもしれない。
「……約、一週間ぶりだな」
窓の外で輝くネオンの光。
マンションにつき、玄関の扉を開けてすぐにそう呟いた彼は、私の手を引いてリビングへと向かった。
そして徐にジャケットを脱いでソファーに投げると、改めて私に向き直る。