新妻独占 一途な御曹司の愛してるがとまらない


「桜は、どうしてそれをLunaの作品だと……?」


湊らしくない。心なしか弱々しく溢された言葉に、私も静かに口を開く。


「今日……企画課で、指摘されたんです。このネックレスが、今言った、Lunaの過去の作品じゃないかって……」


言いながら、無意識に私は桜のチャームを握り締めていた。

ドクドクと高鳴る鼓動は、つい先程まで緊張とは理由が違う。


「でも、デザイン画を見たら、正式なデザインとは少し違っていて……。だから、Lunaの作品の偽物だろうって話になったんです。でも、私は何故か……これが模造して作られたものだとは、思えなくて……」


あのとき感じた、僅かな違和感。

それが今、湊の反応を見て濃くなった。

企画課のみんなは、これが模造品で、くれた男の子が縁日の屋台かなにかで買ったのだろうと言っていたけど……。

デザイン画を見た私は、何か心に引っ掛かるものを感じたのだ。

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