不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
気圧されている場合ではない。口火を切ったからには全部出すつもりで言う。
「わたしを呼んだのはあなたよ、ジリアン。闘技で自分のすべてを出し切るために、呪いを成就できる者を求めたのよね。……ね、わたしは少しも手伝えないの? わたしにできることはない? そもそも、どういう呪いなの?」
ジリアンに深く入り込むのを恐れたから、疑問に思っても強く問わなかった。
けれどもう、そんなことは言っていられない。
彼がいなくなると元の世界へ帰れなくなりそうだから――ではなくて。
逃げるばかりでは、ジリアンが失われるのを見る羽目になるかもしれない。そんなのは嫌だ。できることがあるならやらせてほしい。そう、思う。
呪いの内容が分かれば、彼女も一緒になって対処方法を検討できるのではないかと考えた。
異世界から来たまゆこの視点は、ウィズの人とは違う部分もあるはずだ。
「わたしを呼んだのはあなたよ、ジリアン。闘技で自分のすべてを出し切るために、呪いを成就できる者を求めたのよね。……ね、わたしは少しも手伝えないの? わたしにできることはない? そもそも、どういう呪いなの?」
ジリアンに深く入り込むのを恐れたから、疑問に思っても強く問わなかった。
けれどもう、そんなことは言っていられない。
彼がいなくなると元の世界へ帰れなくなりそうだから――ではなくて。
逃げるばかりでは、ジリアンが失われるのを見る羽目になるかもしれない。そんなのは嫌だ。できることがあるならやらせてほしい。そう、思う。
呪いの内容が分かれば、彼女も一緒になって対処方法を検討できるのではないかと考えた。
異世界から来たまゆこの視点は、ウィズの人とは違う部分もあるはずだ。