不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
いま、目の前でもはっきり言われる。
「マユコの申し出は嬉しいが、私の手助けはできない」
いつの間にか項垂れるようにして床を見つめていた。
もう一つ分かったことがある。うっすらと気が付いていても、自分では認めずにいたことが。
ジリアンが――好き。
想いは報われないと、ここまではっきりしていては、口にはできない。ジリアンの重荷になるだけだと分かるから、言えない。
彼女はかろうじて言う。
「……分かった。話し難いことなのに、言ってくれてありがとう。極秘なんだよね。誰にも言わないから安心して」
「頼む。二百年も前からのことだから気が付いている者もいるだろうが、表立って知られるのは避けたい。魔法闘技からバーンベルグ家を外すと言い出す輩も出る」
無言で頷く。エルマの声が思い出された。
「マユコの申し出は嬉しいが、私の手助けはできない」
いつの間にか項垂れるようにして床を見つめていた。
もう一つ分かったことがある。うっすらと気が付いていても、自分では認めずにいたことが。
ジリアンが――好き。
想いは報われないと、ここまではっきりしていては、口にはできない。ジリアンの重荷になるだけだと分かるから、言えない。
彼女はかろうじて言う。
「……分かった。話し難いことなのに、言ってくれてありがとう。極秘なんだよね。誰にも言わないから安心して」
「頼む。二百年も前からのことだから気が付いている者もいるだろうが、表立って知られるのは避けたい。魔法闘技からバーンベルグ家を外すと言い出す輩も出る」
無言で頷く。エルマの声が思い出された。