不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
バーンベルグ城から王城までは、街道で行くと三日かかるという。山越えをしなくてはならず、山賊に襲われる危険もあるらしい。
出発の日は薄曇りだった。
まゆこは、城から出る前に、バラ園の前にあるヒイラギに挨拶がしたいと考えた。
「寒い……」
冷たい空気が身を包む。ふるっと肩を上げたまゆこに、エルマがラクダ色のマント式コートを掛けてくれる。
「ありがと」
「急ぎましょう。出発の時間が近づいております」
足早に歩いて目的の場所へ行く。季節がら、ヒイラギは白い花をたくさんつけている。しゃがんでその花々を近くで眺めた。
出発の日は薄曇りだった。
まゆこは、城から出る前に、バラ園の前にあるヒイラギに挨拶がしたいと考えた。
「寒い……」
冷たい空気が身を包む。ふるっと肩を上げたまゆこに、エルマがラクダ色のマント式コートを掛けてくれる。
「ありがと」
「急ぎましょう。出発の時間が近づいております」
足早に歩いて目的の場所へ行く。季節がら、ヒイラギは白い花をたくさんつけている。しゃがんでその花々を近くで眺めた。