不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
 再び貴族たちの囁きの間を縫って廊下を辿り、ようやくバーンベルグ家に割り当てられた一角に入った。

 今回の王城滞在は一週間から十日の予定になっているが、もめごとが起きると予定など吹っ飛んで、一か月から二か月、それ以上を王城にいることもあるそうだ。

 長期滞在も考えられるので、三家はそれぞれに、特別広い居住空間が割り当てられていた。寝室から風呂、着替え室など、不自由がないだけの室数がある。

 エルマたちの部屋もあるし、食事の間なども隣接されていた。

 バーンベルグ城なみにすべてが揃うということはなくても、十分な対応がなされている。
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