不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
ジリアンが彼女に近寄ってきて言う。
「王城は、魔法を使うのも、魔法具を使用することもできない結界に包まれている。だから、ドアに鍵穴を造ってそれに適合する鍵は作れない。マユコは不安かもしれないが、少しの間我慢してほしい」
まゆこは振り返って笑う。
「『危害を加えるつもりはない』でしょう。なにがあるのか興味があっただけよ」
「寝室にはベッドがある。それだけだ」
「王城の結界……。闘技場が王城の敷地内にないのは、結界のせいなのね」
「そういうことだ。それに町の人間ばかりか諸外国からも大勢見に来るからな。王城内で執り行うのは難しい」
ソファに座って運ばれたお茶を飲む。
ジリアンはまゆこに休むことを強く勧めてきた。
「今日の予定は謁見で終わりだ。食事は、こちらにある食事の間でとることになる。明日からは夜の社交が始まるから、ゆっくりできるのは今夜だけだ」
窓の外はまだ明るい。夕食までもう少し時間がありそうだった。
近くには林が見えている。外は寒いだろうが、コートを持ってきているから、短時間なら散歩もできるだろう。
「王城は、魔法を使うのも、魔法具を使用することもできない結界に包まれている。だから、ドアに鍵穴を造ってそれに適合する鍵は作れない。マユコは不安かもしれないが、少しの間我慢してほしい」
まゆこは振り返って笑う。
「『危害を加えるつもりはない』でしょう。なにがあるのか興味があっただけよ」
「寝室にはベッドがある。それだけだ」
「王城の結界……。闘技場が王城の敷地内にないのは、結界のせいなのね」
「そういうことだ。それに町の人間ばかりか諸外国からも大勢見に来るからな。王城内で執り行うのは難しい」
ソファに座って運ばれたお茶を飲む。
ジリアンはまゆこに休むことを強く勧めてきた。
「今日の予定は謁見で終わりだ。食事は、こちらにある食事の間でとることになる。明日からは夜の社交が始まるから、ゆっくりできるのは今夜だけだ」
窓の外はまだ明るい。夕食までもう少し時間がありそうだった。
近くには林が見えている。外は寒いだろうが、コートを持ってきているから、短時間なら散歩もできるだろう。