不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
朝早くから用意に勤しんでいるエルマが、眠れなくて早くから起きてきたまゆこに教える。
「マユコ様には、バーンベルグ家の特別席が用意されています。ルース様とご一緒ですね。わたしも後ろに付きます。観客席の中でも最上級の場所だそうですよ」
「最上級……。きっと高い位置でよく見えるのでしょうね」
心が騒ぐのでぼんやりした返事になってしまった。
「屋根のあるボックスタイプだとルース様から聞いています」
三家の他の家も近いところに造ってあるだろうが、まさか隣ではないだろう。
国王候補たちが怪我などを負った場合や、闘技の内容に疑問が噴出すると、観客席の三家側でも争いが生じる可能性があるからだ。
「ジリアンは王城からもう出ているのよね」
「はい。ルース様と闘技場の控室におられるはずです。テオも一緒に行っています」
「最初の組み合わせは、ジリアンとダレル様ね。次は敗者とゲオルグ様、次に……。最低でも二戦、しなくてはならないんだわ」
「マユコ様には、バーンベルグ家の特別席が用意されています。ルース様とご一緒ですね。わたしも後ろに付きます。観客席の中でも最上級の場所だそうですよ」
「最上級……。きっと高い位置でよく見えるのでしょうね」
心が騒ぐのでぼんやりした返事になってしまった。
「屋根のあるボックスタイプだとルース様から聞いています」
三家の他の家も近いところに造ってあるだろうが、まさか隣ではないだろう。
国王候補たちが怪我などを負った場合や、闘技の内容に疑問が噴出すると、観客席の三家側でも争いが生じる可能性があるからだ。
「ジリアンは王城からもう出ているのよね」
「はい。ルース様と闘技場の控室におられるはずです。テオも一緒に行っています」
「最初の組み合わせは、ジリアンとダレル様ね。次は敗者とゲオルグ様、次に……。最低でも二戦、しなくてはならないんだわ」