不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
外へ出たいというまゆこの希望に対して、彼女はいつものように付け加える。
「ご一緒致しますね。たまにはお一人になられたいと思いますが、お傍を離れないようジリアン様に言いつかっております。……あ、トイレ以外は、ですが」
城の中を探索する許可をジリアンにもらったとき、エルマは『必ず私をお連れください』と強く主張した。
それ以来、いつもまゆこと一緒に動いてくれる。
「エルマはそうやって口にだすことで、常に自分の役目を確認しているよね」
「いえ、確認というほどでは……。そうかもしれません」
律儀に言い直した彼女は、侍女頭の言いつけというより、ジリアンの指示命令にとても忠実だと思う。
まゆこは笑って言う。
「案内してくれないと迷ってしまうわ。一緒に来てね。お願い」
「はい。いまから行きましょう」
「ご一緒致しますね。たまにはお一人になられたいと思いますが、お傍を離れないようジリアン様に言いつかっております。……あ、トイレ以外は、ですが」
城の中を探索する許可をジリアンにもらったとき、エルマは『必ず私をお連れください』と強く主張した。
それ以来、いつもまゆこと一緒に動いてくれる。
「エルマはそうやって口にだすことで、常に自分の役目を確認しているよね」
「いえ、確認というほどでは……。そうかもしれません」
律儀に言い直した彼女は、侍女頭の言いつけというより、ジリアンの指示命令にとても忠実だと思う。
まゆこは笑って言う。
「案内してくれないと迷ってしまうわ。一緒に来てね。お願い」
「はい。いまから行きましょう」