不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
「これには単体の魔法陣を閉じ込めてある。〈魔法具〉という。刻まれた魔法だけを実行する。作った者の力次第で、かなりの威力を発揮するものだ」
まゆこは、ジリアンの手の上のそれを、顔を近づけてしげしげと眺める。
魔法具と言われても、普通の指輪となんら変わらなく見えた。
「嵌めていてくれ。おまえに魔法を向けられときに作動して、跳ね返す」
「こんな小さなものなのに、そんな力があるなんて」
「マユコが感心するほどの物にはなっていない。三割程度しか発揮できない私ではな。これが耐えられないほどの攻撃を受けると、指輪は砂塵と化す」
ジリアンは指輪をもう一方の手の指で持つと、彼女の左手の薬指に嵌めた。
「左手の薬指……って。え?」
「……その指になにか意味があるのか? 防御のために渡しているだけで、不審な物ではないぞ。指輪にしたのは、女性なら嵌めていても不思議はないからだ」
「あ、りがとう、ジリアン!」
まゆこは、ジリアンの手の上のそれを、顔を近づけてしげしげと眺める。
魔法具と言われても、普通の指輪となんら変わらなく見えた。
「嵌めていてくれ。おまえに魔法を向けられときに作動して、跳ね返す」
「こんな小さなものなのに、そんな力があるなんて」
「マユコが感心するほどの物にはなっていない。三割程度しか発揮できない私ではな。これが耐えられないほどの攻撃を受けると、指輪は砂塵と化す」
ジリアンは指輪をもう一方の手の指で持つと、彼女の左手の薬指に嵌めた。
「左手の薬指……って。え?」
「……その指になにか意味があるのか? 防御のために渡しているだけで、不審な物ではないぞ。指輪にしたのは、女性なら嵌めていても不思議はないからだ」
「あ、りがとう、ジリアン!」