誰からも愛されない

✛✛皆さんへ紹介


リビングにはいると
秋山さんが
「彩心ちゃん、良く来たね。
さあさあ、おいで。」
「ご無沙汰しております。
本日は、お招き頂きまして
ありがとうございます。
お母様、こちらお口にあいますか。」
と、手土産をお渡しすると
「あらっ、ありがとう。
気を使わなくて良かったのに。」
と、言って頂き
赤面していると
「本当に、可愛らしいお嬢さんね、忍。」
「はい、とても。」
と、二人が言うから益々、赤面していたら
「まったくお前らは、
俺が見つけたんだ。
彩心ちゃんを。俺が!!」
「はいはい。
ありがとうございます。
お父さん。」
と、忍さん。

ソファに秋山さん、お母様
忍さんの横に腰かけるように言われ
凪さん、楓さんもいた。

それと、長女の柳井ゆかりさんと
ゆかりさんの末のお嬢さんの清香さん
(楓さんの妹)が、居らしていた。

忍さんが、みなさんに
私を紹介してくれた、
「僕の恋人の才賀 彩心さんです。」
「才賀 彩心と申します。
   宜しくお願い致します。」
凪さん、楓さん、ゆかりさん、
清香さんにもご挨拶をした。

ゆかりさんは、
「やっと、忍が身を固める気になったのね。
良かったわね。
お父さん、お母さん。
あのね、彩心ちゃん、忍はあまりにも
結婚しないから、あちらの人?
なんて噂まであったのよ。」
「ええっ?」と、忍さん。
「あちらの?」と、彩心。
「あ~あっ、彩心は知らなくて良い。」
と、忍が慌てて言うから
みんな笑っていた。

凪と清香さん·····の·····
雰囲気が違うと
彩心は、気づいたが·····
なぜか······わからなかった·····。
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