ユキドケ
裕太とはまだ会える、

まだ話せる、

まだバイバイできる


そう自分に言い聞かせた


だけど、"まだ"には終わりが来てしまう

どんなに逃げたってその日はいつか来てしまうんだ

その日はきっと、卒業式の翌日

裕太が引っ越す日


"まだ"だなんて、ただの気晴らしであって、どうも心が晴れない


「はぁ」


ついため息がでてしまう


「この前まで、あんなに嫌いだったのにな」


私の独り言が淀んだ部屋の空気に広がる


と思いきや、その独り言は窓を通り抜け外にいた人物にぶつかる


「は?なんの話してんの?」


思わぬ人物の登場に驚き、窓の外を見た

だって、


「話の主要人物」


うわ、驚きすぎて心の声がでた・・・!



そこには悩みの種である裕太がいたのだ
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