BLUE GIRL





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水城 優矢様


お久しぶりです。
美島海です。覚えてますか?


中学生の頃、
慶斗くんと同じ病室に入院した時、
不安でいっぱいな私に
ユウくんは言ってくれたよね。



「慶斗と海のために、
俺はトップスターになる。
俺も頑張るから、おまえらも頑張れ」って。



その言葉を裏切らないユウくんの活躍に
私たちは励まされた。
慶斗くんなんて弟の活躍を
自分のことのように自慢していたよ。




慶斗くんが亡くなったことは知っています。
高熱で入院したあの時とは違い、
私も大きな病気になりました。

この手紙を読む時には、
私はユウくんより先に慶斗くんに会ってるかな。




テレビや雑誌を通して
ユウくんの立派な姿を見て、
たくさんの元気をもらいました。
あなたの有言実行に後押しされて、
私も頑張って、一生懸命に生きたんだよ。




だから少しのワガママを
言うことくらい許してもらえるかな。



私は親友に、
私のことを小説にして欲しいと
頼みました。
自分の生きた軌跡を残したいみたい。



もしも未来で、
親友の小説が出版されたら、
ユウくん読んでくれますか。



そして親友の力になってあげてください。


きっとあの子は誰よりも私のことで傷付き、
息苦しさを覚えているはずです。



優しいあなたと親友は似た者同士だから、
お似合いだと勝手に思っています。





どうか私のいない未来で、
あなたと親友が出逢えますように。
そんな願いを込めて、この手紙を送ります。


天国でもユウくんの出演作品は
絶対にチェックするからね!
大好きなユウくん、今までありがとう。





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