BLUE GIRL
「おまえの【BLUE GIRL】に対する思いってそんなもんだったんだな。おまえがそんな態度なら、俺は役を降りる」
またその話をぶり返すの?
私が海のために必死にもがいていることも知らないくせに。
急に腹ただしくなったが、手元の携帯が光り、Ryoからの着信を告げていた。
慌てて通話ボタンを押す。
「もしもし!」
『ごめんね…やっぱり今日はひとりでいたい』
「なに言ってるの…?」
疲れた声に落胆した。
『とにかくごめん、また電話する』
一方的に切れた電話に唖然とする。
地面に携帯が落ちたが、拾う気力もなく下を向いた。
海の誕生日。
けれど海はもういない。
私たちは後どれくらい、海のいない日々に違和感と哀しみを感じながら生きていけば良いのだろう。
右手のケーキと、左手の花が急に重く感じだ。