BLUE GIRL

「私は利用されてるってことですね…」


「嫌ですか?」


「普通は芸能人との恋に夢を見るものなのかもしれませんが……」


「ユウも同じですよ。芸能界に夢を持っていない」


「そうでしょうか。それなら彼は何故、芸能界に?」


「大切な人との約束だからです」


「約束?」


それ以上は話せないと、マネージャーは首を横に振った。


「あなたがユウの側にいてくれたら良いんですけどね」


「…私がですか?」


「ユウには頼れる人間が私しかいませんからね」


30代中頃で、七三分けの前髪と乱れのない髪型に暑い中、スーツを着込むマネージャーは非常に神経質そうだ。

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