♥バレンタインの奇跡♥
「じゃあ、仕事再開しましょうか」

「そだね…」

何事もなかったみたいに普通の結人くん。
こんなにドキドキしてたのは私だけ…ホコリついてただけなのに、目つむってしまったアホな子…。

痛い…痛すぎる。


キスじゃなかった…。
キスじゃなかったんだ…。
ちょっと期待してた自分がいるのがまた恥ずかしい…。


でも、結人くんは急にキスするようなチャラい人じゃない。

そうだよ…結人くんはそういう人じゃない。

おいおい。
ガッカリしすぎでしょ自分。


でも…

見つめ合ったあのほんの数秒が、目に焼き付いて離れない。



胸の奥がキュッとなって…溶けちゃいそう。



その後、ふわふわしながら、どうにか残りの仕事をこなしたのだった。
< 195 / 307 >

この作品をシェア

pagetop