あなたと私と嘘と愛
そう言って真由が今日一番の複雑な顔を見せた。
「いい?私はちゃんと忠告したからね」
ショックだった。
ショックで何も言えず、その後真由の去る背中を見送った。
「……真由……」
少し前優斗に言われた言葉が甦る。
まさか彼女にまで同じことを言われるなんて思わなかった。
確かに彼は少しやり過ぎなところはある。
けれどそこまで気を付けなきゃいけないタイプなんだろうか?
初めて知った。
好きになった人を友達に受け入れられないのは辛い。
こんなに辛いんだとへこみながら、その後坂井さんの元へ戻った私はさらにショックを受けることになる。
「亜香里、友達はもっと選ぶべきだよ。悪いけど彼女は君に相応しくない」
「え……」
「もっと理解のある友達を見つけた方がいい」
そんな…
ダブルで衝撃を受ける。
分かりやすく顔が曇っていき、じわじわと涙まで浮かんできた。
「でも大丈夫。亜香里には僕がいるだろ?友達なんかいなくても僕がずっと側にいるから安心すればいいよ。だからそんな風に涙かないの。亜香里は僕のことだけを考えてればいいんだから」