あなたと私と嘘と愛

それにしても温かい…

これが優斗の物だと分かっても離す気になれなかった。
それぐらい心地いいのだ。
ずっとくるまれていたくなるぐらいの癖になる温かさ。


「そんなにその毛布が気に入ったの?」


そんな私の様子に気付き、優斗の顔にうっすら笑みが…


「だって、この毛布何でこんなに温かいんですか?」

「約10万の代物だからね」

「じゅ、10まっ……!?」


一瞬自分の耳を疑った。
じゅ、10万!

うそでしょ…
高くても1万2万位ぐらいかと思ったけどまさかの2桁なの!?
そんな高級な毛布なんて聞いたことない。
あまりの驚きに毛布が腰までずり落ちた。


「嘘は言ってないよ。信用できないなら後でネットで検索するといい。そこに付いてるロゴを検索すればすぐに出てくるから」

「じ、自分で買ったんですか?」

「いや、友達からの贈り物だよ。その毛布を作ってる会社の社長と俺、同級生なんだ」

「…同級生……」


そんなすごい友達が…
色んな意味でブッ飛びだ。
へーほーなんて感心し、もう一度その究極の肌触りに触れると、やっぱり頬擦りをしたくなる。

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