あなたと私と嘘と愛
次の日から坂井さんの執着はさらに激しくなった。
昨夜私が泣いて寝落ちし、携帯を見ていなかったのが原因だと思う。
携帯に気付いたときには坂井さんからの着信は10件以上あった。
ラインにも私を心配するメッセージかずらり。かなり驚いた。
「亜香里大丈夫なの?」
「もう寝てる?」
「何で返事くれないの?」
「今から家に行こうか?」
「頼むから何か返事して?」
「まさか、またあの友達に何か言われたの?」
「亜香里が心配すぎて寝れないんだけど、今からそっち行っていい?」
「……まさか、他の男と一緒じゃないよね?」
何でそうなる?と最後の文面を見て思ったが、流石にちょっと面倒だなって思った。
返信できなかった申し訳なさはあったけど、昨日の今日で少しはそっとしておいてほしいという思いが強かった。
さらに電話をかけ直した時、彼が想像以上に不機嫌で戸惑った。
「亜香里、俺がどんだけ心配したか分かってる?」
「寝るなら寝るで布団に入る前に一言ほしかったんだけど」
「本当に今家?1人なの?もしかして他の奴と一緒にいたりしないよね?」
彼はとにかく言いたいことをぶちまけた。
そしてそのあと本当に私の家まで来たものだから唖然とした。