あなたと私と嘘と愛
2人同時に手を出され、少し躊躇った。
なんとも気恥ずかしい。
真由と優斗もハッとしたように一瞬顔を合わせたけど、そんな光景を見て少し温かな気持ちが舞い戻る。
せっかくなので2人の手を借りさせてもらうことにした。
「…大丈夫。ちょっと気が抜けただけだから」
起き上がった私は安心させる顔を向ける。
すぐにふぅ、と息付いた。
「けど、どうして…」
「とりあえず警察に行くよ。話なら俺の車の中で話せばいい」
そう言われ、私は素直に頷くと優斗の車の中へ。
私は助手席に、真由は後ろの座席に座るとさっそく本題へと切り出した。
「そう言えばうーちゃんは?」
今日は彼女が迎えに来ることになっている。なのに何故か優斗が現れた。
それに真由だって…
まるで狙ったようにカメラを持っていた。優斗とも息を合わせたような様子ぶり。
「それなら彼女は来ないよ」
「え?」
優斗は一瞬こっちに視線をよこし、けっこうあっさり私の知らなかったことを教えてくれた。