あなたと私と嘘と愛
「だったら好きにしなさいよ」
やっぱり母は母だった。
あっけらかんとし、悪びれることもなく、これ以上は面倒くさいと言わんばかりの態度を見せる。
「どうぞ、ご自由に。私はもういらない。優斗なんかいらない。私はあなたを捨てるから。だから分かった?そういうことだから」
立ち上がった母が何故か私を通り越してさらに後ろの方へと視線を向けた。
……え?
「今話したことが全部よ。悪いわね優斗。そういうことだからもうおしまい。悪く思わないでね」
ーーーなっ!
……優斗?
その瞬間ハッとして慌てて振り返る。
「ゆ…と…!」
ビックリして声にならなかった。
そこには言葉通り薪を取りに行ったはずの優斗が立っていて、そのままフリーズした私は動けなくなる。
い、いつからいたのだろう…
…て!今の話し聞いて…