月夜の砂漠に紅葉ひとひら~出会ったのは砂漠の国の王子様~
もしそうだとしたら、私、なんでこんなところに来てしまったんだろう。
この国にとって、未来の女王様の方が、大事に決まっているのに。
ジャラールさんにとっても、好きな人の方が大事なのに。
私とネシャートさん。
比べる訳もなく、ネシャートさんの方が、大事なのに。
胸が痛い。
私は、この世界にいらない。
「クレハ?」
ジャラールさんに優しく名前を呼ばれると、我慢していた涙がボロボロ溢れた。
「ごめんなさい。私がこの世界に来てしまった為に、ネシャートさんの病気が治らなくて。」
後から後から流れる涙を、ずっと拭き続ける。
「私、この世界に来なければよかった……」
するとジャラールさんは、私を自分の隣に座らせた。
「涙を拭いて、クレハ。誰もそんな事思ってはいない。」
「だって……」
「少なくても俺とハーキムは、クレハが来てくれてよかったと思っている。一緒に旅している時からそう思っていた。」
この国にとって、未来の女王様の方が、大事に決まっているのに。
ジャラールさんにとっても、好きな人の方が大事なのに。
私とネシャートさん。
比べる訳もなく、ネシャートさんの方が、大事なのに。
胸が痛い。
私は、この世界にいらない。
「クレハ?」
ジャラールさんに優しく名前を呼ばれると、我慢していた涙がボロボロ溢れた。
「ごめんなさい。私がこの世界に来てしまった為に、ネシャートさんの病気が治らなくて。」
後から後から流れる涙を、ずっと拭き続ける。
「私、この世界に来なければよかった……」
するとジャラールさんは、私を自分の隣に座らせた。
「涙を拭いて、クレハ。誰もそんな事思ってはいない。」
「だって……」
「少なくても俺とハーキムは、クレハが来てくれてよかったと思っている。一緒に旅している時からそう思っていた。」