月夜の砂漠に紅葉ひとひら~出会ったのは砂漠の国の王子様~
寝室のドアがと閉まる寸前、ジャラールさんは私を見ながら、クスッと笑った。

なぜ笑った?

王子様の笑みに疑問を感じながら、ふかふかのお布団に入る。

体全体が包まれ、疲れも一気に吹き飛ぶ。


ああ。

こんな優しさに包まれながら眠るのって、最高に幸せ。


って、待て!!

私は上半身をガバッと起こした。

このまま寝たら、現実の世界に戻っちゃうじゃんか!!

おっと!ジャラールさん!


私はベッドから降りて、ジャラールさんがいる部屋に向かおうとした。

ん?

それも待って。

さっきみたいに、襲われそうになったら嫌だ。


と言う事は、朝までここで待つしかないか。

ん〜

できるかな。

朝まで寝ないで待ってるなんて。


そうだ!

ゲームだ!ゲーム!!

私は自分の服を触った。


「いけない。これラナーの衣装じゃん。スーツ、ラナーに預けっぱなしだし。」

今から取りに行く?
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