月夜の砂漠に紅葉ひとひら~出会ったのは砂漠の国の王子様~
悩んだ挙げ句、睡魔に勝てない事を悟った私は、ラナーの部屋に制服を取りに行く事を決心した。

まずはそっとドアを開けて、ジャラールさんが眠ったのか確認する。

旅の間も比較的早く眠りについていたジャラールさん。

今回もソファに寝ているせいか、もうスースー寝息をたてている。


ヨシ!

この間に廊下へ脱出。

そーっと忍び足で、ドアを開け廊下へ出た。

ジャラールさんが起きてない事を確かめてから、ドアを閉める。

OK!

私、結構やるじゃん。


廊下に出て、ジャラールさんのテリトリーの場所を仕切っている大きな扉も少しだけ開ける。

そこには警備の人が立っているのが見えた。

このままじゃ、私は捕まる。


私は再びラナーの服を手でバンバン叩くと、ポケットからボタンが出てきた。

これ使えるかな。

私はもう少しだけドアを開けると、ボタンを窓に向かって投げた。


コツッと音がして、見事命中。
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