替え玉の王女と天界の王子は密やかに恋をする
「それじゃあ、俺達は洞窟に行けないってことですか?」
「心配するでない。」
おばあさんは、ポケットから小さな木の札のようなものを取り出し、それをテーブルの上に置いた。
「……おばあさん、これは?」
「森の中で迷わない護符じゃ。
それと、森の中にはタリムという魔法使いがおるはずじゃ。
その者にわしからの手紙を持って行くがええ。」
「ありがとうございます!」
*
「マリウスのこと…どう思う?」
食事の後、私とフェルナンさんは、酔い覚ましに泉の近くまで足を伸ばした。
頬を撫でる涼やかな夜風が気持ち良い。
「え?ガザンの末裔って話ですか?」
「そうだ。どう思う?」
「私にはよくわからないですが…
多分、お母さんの思い違いじゃないですか?
本当に末裔なら、家系図くらいありそうですし…」
「意外と冷めた考え方をするんだな。」
「では、フェルナンさんはマリウスさんが本当に王族だと?」
「いや、そこまでの確信はない。
とにかく行ってみるしかないな。」
フェルナンさんは、マリウスさんに着いて行くつもりのようだ。
確かに、マリウスさんの結果を知りたいから、私も行きたいとは思うけど…
でも、二度と出られない森っていうのがなんか怖いよね。
「心配するでない。」
おばあさんは、ポケットから小さな木の札のようなものを取り出し、それをテーブルの上に置いた。
「……おばあさん、これは?」
「森の中で迷わない護符じゃ。
それと、森の中にはタリムという魔法使いがおるはずじゃ。
その者にわしからの手紙を持って行くがええ。」
「ありがとうございます!」
*
「マリウスのこと…どう思う?」
食事の後、私とフェルナンさんは、酔い覚ましに泉の近くまで足を伸ばした。
頬を撫でる涼やかな夜風が気持ち良い。
「え?ガザンの末裔って話ですか?」
「そうだ。どう思う?」
「私にはよくわからないですが…
多分、お母さんの思い違いじゃないですか?
本当に末裔なら、家系図くらいありそうですし…」
「意外と冷めた考え方をするんだな。」
「では、フェルナンさんはマリウスさんが本当に王族だと?」
「いや、そこまでの確信はない。
とにかく行ってみるしかないな。」
フェルナンさんは、マリウスさんに着いて行くつもりのようだ。
確かに、マリウスさんの結果を知りたいから、私も行きたいとは思うけど…
でも、二度と出られない森っていうのがなんか怖いよね。