幼なじみとナイショの恋。
そんなやり取りを見ながらも、私は先を行ってしまった古賀さんのことが気にかかっていた。
「……古賀さん、本当に先に行っちゃったけど大丈夫かな?」
さっき、厚木くんが迷いそうな場所や危険な道があるって言っていたけど……。
「大丈夫だと思うけどね。先には他の生徒や先生もいるだろうし」
「そもそも、止めても聞くヤツじゃないだろ」
「そ、そうだよね……」
厚木くんとはるくんの言う通りだ。
古賀さんは私と違ってシッカリしていそうだし。
私なんかが心配するのもおこがましいよね。
とにかく、これ以上古賀さんを待たせてしまわないように、いち早く頂上に辿り着かなくちゃ!
「あの……ちなみにこの問題の答えなんだけど、“図鑑”じゃないかな?」
「図鑑っ!!!」
「おおっ!!それだ!!」
「すげぇよ蒔田さん!!」
井田さん八木くん厚木くんの興奮した様子を見て、間違ってはなさそうだとホッとする。
その横に立つはるくんと目が合えば、はるくんは“やるじゃん”というように、優しく微笑んでくれた。
それから私達は、思ったよりも順調に登山コースを進んでいった。
クイズを見つける度にその答えを言い当てていたら、ほとんどのクイズを私が解いていることに気づく。