幼なじみとナイショの恋。
「“カン”てそもそも水族館の“館”なのかな?」
八木くんも顎に手を当て「うーん」と唸っている。
みんなが黙り込む中、神妙な面持ちで口を開いたのは厚木くんだ。
「…………もう、アカン。なんつって」
場の空気が一瞬にして凍りつく。
厚木くん……それはまさか……。
「お前のそのギャグに、俺は悪寒(オカン)がするわ」
「おぉ!悠斗うまいっ!」
「ぶはっ!!」
はるくんと厚木くんて、仲がいいんだか悪いんだかよく分からない。
妙なところで息がピッタリだし。これじゃ、漫才でも見てるみたい。
そして、八木くんはとっても笑い上戸らしく、とうとうお腹を抱えヒーヒー言いながらその場に屈み込んでしまった。
……男の子って、時々笑いのツボがわからない。
そんなことを思い苦笑いしていたら、どうやら古賀さんも同意見だったようで。
「くっだらない。クイズはあんたらに任せたわ。悪いけど、私先行く」
心底しらけた表情の古賀さんは、とうとう私達を置いて先に行ってしまった。
「悠斗どうしよう〜!!とうとう古賀さんに愛想尽かされちゃったよ〜!!」
「安心しろ。愛想尽かされるほど興味持たれてないから」
「キミってほんと血も涙もないよねっ!!」