いつか、眠るまで
変えた?
どういうこと…?
そういえば、今日は先生のことも気持ち悪いと思わない…。
これも、何か関係あるのかな?
いや、そんなわけないか。
「いや〜、正直信じられないよ。」
20代の人って、医者でも表情がわかりやすいからすぐにわかる。
これは、私の知らない顔だ。
「先生、私の体、どうなんですか?」
先生は、その顔のまま私を見た。
「非常にいい知らせだよ。今、君の体はどんどん回復している。このままいけば、いずれは薬も必要なくなって、完璧とは言えないがある程度健康な体になるだろう。」
健康…?私が……?
「本当、ですか…?」
「僕がここで嘘をついたら、医者失格だろう。」