いつか、眠るまで






「聞いてよ!舞!」



昼休み。
私は舞にちょっと愚痴をぶつけていた。



「どしたの?」


「授業に集中できないんだよ〜!」


「…何かあったの?」


「ちょっと 舞、
私が授業に集中できない理由知ってるよね?
昨日話したじゃん!」


「バレたか。」



何を根拠にバレないと思ったのか。



バレるに決まってるじゃん。

言い出しっぺは舞なんだから。



「いつ話すつもりなの?」


「今日の放課後。
昨日の夜、手紙書いて、
朝、那音の下駄箱の中に入れといた。」



「ふーん」



すると、舞は身を乗り出してきた。







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