いつか、眠るまで








寿命の短い私には、到底叶わないことだけど。



「未亜ちゃん、最近調子どう?」



白河先生の優しい声が聞こえる。



「特に何ともありません。激しい運動は控えてますし。先生からもらった薬もありますから。」



「そっか。よかった。」



そう言って先生は私に微笑みかける。



…気色悪い。



診察室を出て、ソファに座る。







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