いつか、眠るまで








未亜は 先週、楠木琉音に告白された。



「うん」



その返事をするために彼を呼び出したのだ。



「今週の日曜日。はっきり言おうと思う。」



「付き合うの!?」



舞が輝いた目で前のめりに聞いてくる。



「ううん…
私にはもったいないもん。断るよ。」



意外だった。



舞の知る未亜は、あまり男子と仲良くしないイメージがあり、琉音は唯一 未亜と話す男子。



しかも、かなり仲が良い。







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