いつか、眠るまで
「そっか…」
舞がしょんぼりとしてお弁当の中身を口に含む。
「なんで舞がそんなに残念がってるの。」
「だって、良い奴じゃん、琉音くん。」
未亜もそれには否定しない。
「確かにそうだよ?
けど、恋愛対象として見るかっていったらちょっと別かなって。」
「ふーん。まぁ、未亜が決めたことなら反対しないよ。」
そう言って舞は弁当をしまい始める。
「どっか行くの?」
「うん、これから部活の昼練…」
「そっか、頑張って!」