いつか、眠るまで








むしろ、あぁ、この人はこういう言葉を息をするように言う人なんだなって思っちゃう。



最低だよね。



だから、近づからないで。



楠木くんは、私と違って良い人だから。



だから……あまり汚したくないの。



「じゃ、また連絡するよ!」



そう言って彼は風のように去っていった。



舞と二人になった途端、私は嵐に巻き込まれた気分になった。







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