恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

私をジロジロ見るとクスッと笑った。

「そう。まぁ、取りあえず
忠告をしたいと思って来たのよ。
どう取り入れたか知らないけど、念のため
雅と蓮は、私のだから手を出さないでね!」

そう言われてしまう。

はぁっ!?

何を言っているの!?

この人…。

「い、言われなくても手なんか出しません!!」

「なら…いいんだけど
じゃあ、ごきげんよう」

そう言い残すとさっさと行ってしまった。

「何あの女!?
何様のつもりなのかしら。ねぇ、七海」

「……。」

「七海?」

ハッ!!

一瞬我を忘れていた。

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