恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「ありがとうございます」

そう言い飲み物を受け取った。

「どういたしまして」

雅先輩は、ニコッと笑ってくれた。

「……。」

本当に雅先輩は、優しい。

「あの…聞かないんですか?…泣いた理由を?」

「何となく分かるから…原因は、蓮だろ?」

「……。」

「…やっぱりな。あいつは、
よく女の子を泣かすから…何かされた?」

静かに首を振った。

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