恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
それは……もうビビるぐらいに。
「じゃあ、気に入られたのかなぁ~?
七海ちゃん可愛いから」
不思議そうに首を傾げる美久先輩。
えっ?
気に入られた?
まぁ、悪い意味では、
気に入られたのかも知れない。
それか、ただの捨て駒に過ぎないだろうけど……。
「あの…丸山先輩。
月(ルナ)ってどんな事をやるんですか?
3人ってことは、他にも居るんですか?」
「私の事は、美久でいいよ。
あぁ…それは」
「月(ルナ)は、特別委員だから
役員の手伝いをしたりイベントとかに
活躍してもらったりするんだよ!」
雅先輩が優しく教えてくれた。
「でも、後の2人って
私もまだ、会ったことが無いのよね。
聞いた話だと凄い人みたいだけど…」
そう言う美久先輩。
「へぇ~!!」