恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「くだらないことを言っていないで
仕事をしろ!
会長もこちらで、書類を目に通して下さい」

森安先輩が怒ったように注意をしてきた。

うっ…こっちも怖いかも。

『はーい』

「あぁ、すまない」

それぞれ持ち場に戻った。

森安先輩ってなんか苦手だな。
怖いしすぐ怒るし…。

「七海ちゃんでいい?
こっち来てこの書類を仕分けするのを手伝ってよ」

美久先輩が
ニコッと笑って呼んでくれた。

「あっはい」

(美久先輩は、明るくて優しい先輩だな)

慣れない仕事に戸惑いながらも手伝った。

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