生真面目先生のちょっと大人の恋の話
「私はここで寝ていたの?」

私はぼんやりとしたまま、宏弥を見る。

「どうしたんだ?服も着替えていないようだし、目も腫れているぞ。」

そして宏弥は私の額に手を当てる。

「おい、すごい熱だぞ。」

宏弥は私をスッと抱き上げると、ベッドへ寝かせた。

そして寝室から出て行く。

私は自分の手で頬を包む。

宏弥の言う通り、顔は確かに熱いようだ。

それに横になっていても、頭がくらくらする。

あんなところで寝てしまったから、身体が冷えてしまったのだろうか。

宏弥がまた私の元へ戻って来た。

「まだ朝早いから、亜由美を呼んだ。俺じゃ何も出来ないからな。」

そう言って宏弥はまた心配そうに私の顔を覗く。

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