生真面目先生のちょっと大人の恋の話
そういう事か。

-俺は遠慮なく家まで送らせてもらって、ラインも交換させてもらいますよ。-

あの時に言われたセリフを思い出す。

「もちろんあんな後ですから、今度はOKしてもらえますよね。」

吉永先生はいたずらっ子のような茶目っ気を見せた。

「でも特に必要がなければ、教職員同士がそんなにプライベートに立ち入らなくても…。」

私は吉永先生にそんな風にやんわりと断る。

学校内で連絡事項等は十分伝わるのだから、個人の連絡先も特に教え合う必要もないように思う。

ましては自宅を教えるなんて、論外だ。

「一ノ瀬先生。」

私達の後を追って来たのは、養護教諭の福田先生だった。

「あれ?こちらは新しい先生でしたよね?」

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