生真面目先生のちょっと大人の恋の話
「でもストレートでぶつかって来て、本当に朝弥の事が心配なんだな。俺は宏弥さんの事、嫌いじゃないかも。」

「そうだね。」

私は吉永先生にコーヒーを入れながら言った。

「二人は似ているかもしれない。別の知り合い方をしたら、何のためらいもなく気の合った友達になっているかも。」

私はマグカップを吉永先生に渡すと、ソファに少し離れて座る。

「あんな感じだけれど、気持ちは良い奴なのよ。横田先生が好きになってくれたのも分かるような気がするし。」

私はふんわりと笑う。

「横田先生はああ見えて、めげない人なの。昨日みたいに食事している所に、宏弥が私を迎えに来てね、そこで一目ぼれしたらしいの。でも宏弥と付き合うようになるまで、1年以上もかかっているんだから。」

私はコーヒーを一口飲む。

「横田先生の粘り勝ちかな。」

その時の事を思い出して、私は笑う。

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