隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


大学へ進学したならば、少しは免疫が付いたのかもしれないがそのまま社会へと出た。

比較的に女の子が多い庶務課でも、やっぱり男性は何人かいて最初は戸惑っていた。







入社して直ぐに席が隣だった先輩に告白されて、人生初の恋人が出来た。


大人の恋愛スキルがなさ過ぎて、直ぐに破局した。





勿論振られたのは私で、その原因はその彼に身体を許せなかった事だ。

まさか付き合って1週間もしないうちにホテルに誘われるなんて思わなかったのだ。





まだ1週間では、その彼に完全に心を開く事も出来ず怖くなってホテルから逃げ出した。



当然、そんな私に彼は幻滅して破局。








次に付き合った人は、営業部にいた男性だ。


いつも決まって同じ時間に自販機に現れる彼とは少し面識があった。




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