隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


あの地獄のような日々を一瞬思い出し、身震いがした。


こんなにも弱い自分が嫌い。

1人で生きていけるようになりたい。





布団を頭から被って目を閉じると圭くんの優しい表情が浮かんで、途端に震えが止まる。


彼に依存しちゃいけないのに、彼なしでは生きていけなくなっている自分が怖い。






こうして本当に彼から離れられるかと不安になった出張1日目が終わった。








、、、残された日数はあと13日。










< 210 / 330 >

この作品をシェア

pagetop