隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
「、、え、、、?」
初めて会う筈のその男性は何故か私の名前を知っていて戸惑いを隠せない。
そんな表情がモロに出ていたのか、その男性は可笑しそうに笑った。
「何?俺ってばそんなに違う?伸ばしてた髪をバッサリ切って化粧落として、〝本来〟の格好をしてきただけなんだけどさ。」
そういって手を伸ばして私の髪を触れた。
『約束通り俺の本気を見せにきたよ、晶帆。』
その王子様のような仕草にロビーからは黄色い悲鳴が上がる。
勿論隣からも。