隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜

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「、、これ良かったんですか?」


足元に転がってきた指輪を拾い上げ、贈った本人の元へ持っていく。

それを受け取ると笑いながら呟いた。




「分かってたからね、こうなる事は。てかこうなってくれないと誰も納得しないでしょ。それに振られるって分かってたからこの指輪も高価なものじゃないしね。莉子ちゃんが気にすることじゃないよ。」

「柿本さん、、もしかしてワザと、、?」




余りにも清々しい表情を浮かべる柿本さんを見て、これは仕組まれた事だったんだと分かった。




「、、、2人ともなにか〝キッカケ〟がないと前に進めないタイプだから焚きつけてみたって所かな。あわよくばって気持ちもあったけど、やっぱり、、、親友と好きな子には幸せになって欲しいじゃない?」


そう言いながら2人が出ていった方を眺める柿本さんはとっても優しい顔をしていた。





「それに、圭には晶穂しかいないけど俺には〝服〟があるから。、、、大事なモノは1つあればいいでしょ?いい加減、首元が寒いから髪も伸ばしたいし、やっぱりレディースの服が恋しいんだよね。」

「髪を伸ばすって、、普通、失恋したら逆だと思います。」

「あはっ!ほら俺って変人だから。顔も女顔だし?好きな事をとことん追求するよ。」







そう言ってはにかんだ柿本さんは、とっても男らしくてカッコイイと思った。















「ねぇ莉子ちゃん知ってる?〝隠れ蓑〟の意味。」

「え?隠れ蓑の意味ですか、、、?どうだろ、、カモフラージュ的な事ですかね。」

「本当の意味はね、、、?」






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