隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜

「目、覚めた？、、気分はどう？」




ベットに腰掛け、優しく頬を触れられた。


「えっ！？えっ、、？！なんで圭君が？！」


パニックになる私を落ち着かせようと、今度は頬を触れていた優しい大きな手が頭に乗せられた。




「いつもの居酒屋で山下さんと飲んでたとこまでは覚えてる？晶帆が飲みすぎて、そのまま寝落ちしたって山下さんから連絡もらったから迎えにいったんだ。晶帆もキツそうだったから早く横にしてやりたくて1番近くのホテルに泊まったんだよ。」

「そ、そんなっ、、！だって圭君は大事な接待だったよね？！」

「そんなの気にしないでいいから。それより体調はどうなの？、、、水飲もうか。」





圭君は立ち上がりコップに水を入れてまたベットに座ったが、一向に手渡されない。



「圭くん、お水ありがと。お酒飲みすぎて喉も凄く乾いてて、、だから、、あの、、。」