最後の告白
「...莉緒...、ありがとう...オレ...」



あっくんの足が一歩前に出たのがわかった私は、反対に一歩下がった。



「いえ、いえいえ、こっちがありがとうって言ってるんだから。あっ、今回、返事はいらないから。ってゆうか、返事なんてわかってるから、なーんも言わないで、お願い!」


手を合わせながらお願いし、私はゆっくりと後退りする。



「莉緒...」



切なそうな顔をするあっくんに私の我慢も限界になってきた。



「...あっくん、ごめんね。...まだ、まだ、おめでとう、って、言うのは、む、難しくてい、言えないんだけど...」



最後の力を振り絞って私は笑う。



「でも!あっくんの幸せ、祈ってる。あっくんが幸せになってくれること、すごくすごく祈ってる!だから...だから、幸せになってね、あっくん!」


『先帰るね!』と私はまたあっくんに背を向けた。



それと同時に涙がこぼれてきた。

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