最後の告白
訳のわからないまま、あっくんの早足に小走りでついていくとあっという間に私達の家の前に着いた。



「...入るぞ」



ゆっくり息を吐いたあっくんに続き自分の家に入る。



「こんばんは」


「...ただいま...」



「あぁ、あっくん、いらっしゃい...って、莉緒も一緒だったの?お帰り」


いつものようにのんびりと構えた母に安心すると同時に、あっくんが何をするのかわからない不安が大きくなる。


もしかして、ここに彼女を呼んで紹介する、とか?


そう考えると逃げたくなり、あっくんに繋がれたままの手を振りほどこうとした。


「ダメだよ、莉緒。離さないよ」


あっくんの低い声に体が震える。



「雅美さん、賢治おじさんいる?うちのお袋も」



「いるわよ~。なぁに、どうしたの」


「失礼します」



あっくんは私の手をひいたままリビングへと入った。




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